2016/08/15 Category : ちょい冒険した 2年ぶりの夏のにおい 空港を出ると、とたんに夏の匂いと、セミの鳴き声に包まれた。ぱりっとした青空に浮かぶ入道雲。靴がこげつきそうな、アスファルトの熱気。2年ぶりの日本の夏。ものの数秒で鳥肌が立った。実家に帰ると、さらに自然の豊かさに驚かされた。プノンペンにはない山、夏の生命力の力強さ、目に映る草木の青さ。いままで知っていたくせに初めて目にしたかのように胸がドキドキした。日差しはプノンペンよりも暑い。夜の涼しさは気温の低さよりも、スズムシの声のおかげのような気がする。2年ぶりのお墓参りも、お線香のにおいも、セミの抜け殻も、ぜんぶ不思議。このあいだ交通事故をしたからか、自分の命と、映画や他人事だった「死」の存在の近さを見つめるようになった。なんてあっけなく、一瞬で、身近にあるのだろうと。だからなのかこの2年ぶりの日本の夏が、生き物のもつ「生」の荒々しさと、美しさが色鮮やかに視界に入ってくる。Life is beautiful.いやあこれにつきる。ご飯もおいしいね!読みたい本も、読みまくろう! [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword